留学日記
〜第2幕〜
「 Please give me enough time !! 」
12月分
 その2

-12日間東海岸旅行- 後半
(モントリオール・ケベックシティ・トロント・ナイアガラ・ニューヨーク)

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日付 経過 内容
11月28日
日曜日

12月9日
木曜日
7ヶ月半
 「モントリオール・ケベックシティ・トロント・ナイアガラ」と、昨日までにカナダの東海岸各都市を回った僕ら。これだけでもかなり濃い内容なのに、今日7日目からは、最大の目的の都市、「ニューヨーク」よ。僕らがこの「東海岸旅行」を計画したのは、そもそも、この都市に行きたかったからなんよね。僕ら2人の共通して大好きな物、それは「ミュージカル」。やから、どうしても「ブロードウェイ」に行きたかったんやわ。全旅行日程の半分を「ニューヨーク」に割く僕ら。どんな旅行になるか楽しみよ。

  ちなみに、11月28日(1日目)〜12月3日(6日目)までは
  「留学日記 〜第2幕〜 12月分 その1」 にて。
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〜12月4日(7日目 /12日間)〜

 昨日23:00にナイアガラを出発した僕らのバスは、今日の午前0:00過ぎ、カナダとアメリカの国境の都市「バッファロー」に到着。そこで入国審査があったんやわ。
 カナダに来てからというもの、ワシントン州のシアトルとベリングハム行きで2度アメリカ国境越えをしてる僕。その度に思うけど、アメリカへの入国審査は厳しいわ。9.11のテロ以降、アメリカへの入国審査は日に日に厳しくなっているらしく、今回の旅行のプランを立ててるときも、KentTravel(ケントトラベル)のKyokoさんから、「もし入国できなかったら・・を考えて、カナダから先に回りなさい」って言われてたくらいなんよね。現に、アメリカに入国できんかった旅行者も多少おるらしい。日本からじゃなくってカナダからの入国やから なおさらなんかもしれんのやけど、ともかく大変やわ。
 今回の3度目となる入国審査は、今まで以上に追い返されるわけにはいかん越境やんね。やから、アメリカでの宿泊先情報・行動予定・バンクーバー行きのチケット・バンクーバーからの帰国チケットなどなどいろいろと持っていったんやわ。これで万全やろう!
 ワン子による荷物チェック後、事務所にて待つことしばらく。15分ほどたって審査が始まったわ。それからの審査は約10分。いろいろと質問はあったけど無事通過。ふぅ〜、よかったよかった。
 審査をクリアした僕らのバスが「バッファロー」を出発したのは午前1:00。そこからは一路「ニューヨーク」よ。さてさて、休憩するか。
 朝6:00過ぎ、起床。バスの爆走するその道には、まだ何もなかったわ。
 朝7:00前、道路の先の先に目標物確認。大きなビルたちが見えたんやわ。もうすぐもうすぐ。
ニューヨーク、マンハッタン島。決してバカ大きくはない。
 それからどんどんと近づいてくる高層ビル。ワクワクしつつ乗っていると・・・よっしゃ!「ニューヨーク」到着!!。時間は7:30、長旅やったよ。
天井が低いバスディーポ。雰囲気が暗い。
 到着したのはこのバスディーポ。雰囲気わるっ!!ホンマにここだけであることを祈るで。
 バスディーポ到着後は、徒歩でちょっと行った所にある「42丁目駅」へ。そこではまず、「メトロカード」を購入したんやわ。この「メトロカード」、ニューヨークの交通機関を一定期間乗り放題に出来たりするカードなんやけど、駅にある券売機でいろいろと種類のある中から選んで購入できるんよね。で、僕らは、Unlimited 7日間 21ドルのを買ったんやわ。これで滞在中、乗り放題よ。
 メトロカードの購入後、僕らは地下鉄に乗車したわ。
名物の地下鉄。この暗い雰囲気をどうにか変えたほうがいいと思うんやけどなぁ。
 これがニューヨーク名物の地下鉄かぁ。ジュリアーニ市長(割窓理論)以降綺麗にされたと聞いていたけど、それでも車内にはけっこう落書きがあるよね。ならば、いったい元はどんなんやったんや?写真では見たことあるけど、実物を見てみたかったよ。
 そんな地下鉄は、42丁目駅から目的地の「59丁目コロンバスサークル駅」に到着。
大きなツインタワーを持つコロンビアビル。ニューヨークの経済はでかいねぇ。
 そこは、マンハッタン島中心部に位置する大きな公園「セントラルパーク」の南西の角に位置する、大きなツインビル「コロンビアビル」のある場所やったわ。
 コロンバスサークルより数ブロック北へ7〜8分、僕らが今日から3泊お世話になる宿、「YMCA」に到着よ。時間は、8:30やったわ。
 フロントにて手渡されたカードキーを持ち、僕らは部屋へ。で、開けると・・・「Good morning ・・・」ん?え?え??
 中には、男女2人が寝ていらっしゃって、若い男が寝ぼけ声で僕らに返事してきたんやわ。ホンマに驚いたよ。
 フロントに戻り、事情を話す僕ら。すると、フロントのおっちゃんは文句をブツブツ言いつつ、あらたなカードキーを発行してくれたわ。
 9:00、新たな部屋に到着。今度は問題なかったよ。
 10:00、Kaoriは睡眠、僕はシャワーを終え、とうとう僕らは街へと出発する事にしたんよね。
 僕らがどこよりも先に訪問しようと決めていた場所、それは、「グラウンド・ゼロ」よ。9.11同時多発テロという世界を大きく動かした事件が起こり、そして多くの人がなくなってしまったこの現場にきちんと訪れておきたかったんやわ。で、まず第一に向かったんよ。
 10:30、地下鉄を乗り継ぎ、「グラウンド・ゼロ」に到着。
 グラウンドゼロの敷地内に立つ鉄骨十字。崩れ去ったビルの一部の様子。 現在のグラウンド・ゼロ。フリーダムタワーを建設中。
現在のグラウンドゼロ前。あらたな駅を建設中よ。グラウンド・ゼロの周りのフェンスにあるパネル。世界貿易センタービルの歴史を示してるんやわ。
 言葉を失う僕ら。
 「ワールドトレードセンタービル(世界貿易センタービル)」の崩壊した今、ここでは「フリーダムタワー」と呼ばれる新たなビル群と、あらたな「駅」とが建設中やったんよね。敷地内に立つ鉄骨の十字やツインタワーのパネルを見るとかなりその時の事が思い出されるけど、ともかく、活力ある未来を心から祈りたい気持ちになったわ。
 しばらくグラウンド・ゼロに留まった僕らは、11:00、ようやくその場を離れ、次の目的地に向かったんやわ。
 向かった先は、ロウワータウン内のビルに囲まれた場所。その場所は通りに面した小さな広場なんやけど、驚いた事に大きいアートがあるんよね。
 そのアートとは「イサム・ノグチ」の「レッドキューブ」よ。
ガイドブックで見たときは、背の高さくらいやと思ってたけど・・・。吸い込まれるKaori。観光客が白い目でみとったわ。
 ロウワータウンの通りにはいくつかのこういったアートがあって、そのうちの1つがこの「レッドキューブ」なんよね。「イサム・ノグチ」は広島の原爆慰霊碑の製作者という事で知っていたから、同じ作者によるアートがどんなものなのか見てみたかったんやわ。まぁともかくその大きさには驚かされたよ。
 レッドキューブ前でアホ写真を撮り終えた僕らは、近くにある教会、「トリニティ教会」に向かったんやわ。
トリニティ教会外観。この街中によくこんなんが残ったなぁ。立地はウォール街のすぐ近く。困った時の神頼み場か?
 街中によくもまぁこの建物が残ったもんやと感心させられたよ。
 次に向かったのは、「トリニティ教会」より少し東に入った通りよ。その名を「ウォール街」とする、(元)世界の金融の中心地に行ったんよね。
この狭い路地がウォール街。昔は人があふれていたらしい。ウォール街に立つワシントン像。僕らがアホ写真を撮った事はいうまでもない。WALL St.を指す看板。何となくおもむきがある。
 今日が土曜日っていう事も多少は関係あるんやろうやけど、ともかく人気のない場所やったわ。まぁ、毎日株をコロコロと転がすデイトレーダーやった僕が、ウォール街に活気を求めていること自体、おかしい事ではあるよ。
 ちなみにここでうれしかったのは、「New York Stock Exchange(NYSE ニューヨーク証券取引所)」前の巨大なクリスマスツリー。この大きさにニューヨークを感じたわ。
大きなツリーとニューヨーク証券取引所。ただいま巨大リースをつけるために工事中。
 ウォール街を十分に楽しんだ僕らは、次は南西の目的地に向かったんよ。
 向かった先には、「大きなブロンズの牛の像」があったわ。
言う事を聞かない暴れ牛。どない?
 当たり前ながら、またアホしてもたよ。
 次に僕らは食事をとったんやわ。まずバーガーキングに入ったんやけど、営業時間中じゃないとあしらわれ、しかたなく、僕にとっては初体験の「SUBWAY」に行ったんよね。
 僕が今までに行った事のなかったこの「サブウェイ」。行かなかった理由はサンドウィッチがあまり好きでなかったからなんやけど、この「SUBWAY」を試してみると・・・あ、うまいやん!また試したいと思ったわ。
 ランチを済ませた僕らは、12:00、さらに南に歩き、次の目的地の「バッテリーパーク」へ向かったんよ。
元々、ワールドトレードセンターにあったというオブジェ。崩壊後、ここに持ってきたらしい。もちろん傷だらけよ。自由の女神?とKaori。バッテリーバーク名物よ。何人もいるパフォーマーのうちの一人。チップを出すつもりなのに要求してきよるから、腹たってカナダドル入れたった。
 間もなく到着。ここ「バッテリーパーク」はマンハッタン島の最南端にある公園で、「自由の女神」のある「リバティーアイランド」へと向かうフェリーの乗り場にもなってる場所なんよね。で、チケット売り場になっている「クリントン砦」でチケットを入手し、そしてフェリーに乗ろうとしたんやわ。
 けど、そこには長蛇の列。どれくらい乗船待ちをするんか見当もつかん長さやったんよ。で、僕らにとって今日はまだ1日目やし、まだ時間はあるさとその場を後にすることにしたんやわ。
遠くに見える「自由の女神」。また近々来るわな。
 数日中にお邪魔させてもらいます。
 「バッテリーバーク」の次の目的地は、有名なドーナツ屋さんのある23丁目。で、バッテリーパークの東にある「サウスフェリー駅」から地下鉄に乗り、「23丁目駅」へと足を運んだんやわ。
 ちなみに、その23丁目にある有名なドーナツ屋さんとは「クリスピークリームドーナッツ」。僕は本のお薦めで知り、Kaoriは学校の先生からのお薦めとして知ったお店やったんよ。
 13:30、到着。外見は小さく、普通に目立つってくらいのお店やったわ。それから、甘い物好きの僕らはすぐさま中に入り、看板商品のノーマルドーナッツ「Original Grazed」等を頼んだんよね。
これが内装。普通のチェーン店に同じ。ドーナツも全て機械で作ってるし。もっと古くさいのを想像してたんやけど・・・。ドーナツに砂糖がかかっただけのシンプルなドーナツ。けど、これがうまい!
 味は・・・うまい!ホンマにうまい!店員の態度は驚くほど悪かったけど、ドーナツはとにかくおいしかったわ。
 そうこうしてクリスピークリームドーナツに満足。それから僕らは、次の目的地の「タイムズスクウェア」に向かうことにしたんよ。
 14:00、「23丁目駅」に戻り、「42丁目タイムズクスウェア駅」へ。降りたその場所は、僕らの中のニューヨークを見事に表現した場所やったわ。
7番街。あちらこちらにミュージカルの看板!ライオンキングの看板がまぶしい!
ブロードウェイと7番街の交差点付近。人がいっぱいいっぱい。愛想を振りまくスパイダーマン。あまり身軽そうではない。
 僕らの大好きな「ミュージカル」の看板がたっぷり!思った通りのエンターテイメントの街やったよ。
 まず僕らがタイムズスクウェアでした事は、42丁目沿いの大きなネットカフェへと行く事。まだデジカメのメモリの余裕はあるんやけど、昨日・今日と撮った写真がまたいっぱいあったから、保険としてCD-Rへと引っ張り出そうと思ったんよね。
 パソコンのたくさん並ぶ1階を横目に、2階の事務所へ。そこにいた店員のお兄ちゃんに尋ねると、保存は通常のパソコンの方法でできるんやって。じゃあええね、頼むとするか。
 写真データをCD-Rへと引き出し、メモリーカードをまっさらにした僕らは、再びタイムズスクウェアへと繰り出したんよ。
 向かった先は、7番街とブロードウェイの交差点付近にある「インフォメーションセンター」。ここにはブロードウェイやオフブロードウェイの割引券がいっぱいあるから、4日後に見る予定のブロードウェイミュージカル「美女と野獣」の割引券を探しに行ったんよ。けど・・・ない。「美女と野獣」は、チケット購入は出来るけど、割引券はないんやって。
 割引券を見つけられなかった僕らは、次の手として考えていた「tkts」へ向かったんやわ。
7番街とブロードウェイの交差点近くに立つ「tkts」の売り場。簡易やけど人気は大。掲示板に表示されるチケットたち。確かに安いが・・・
 ここ「tkts」は、7番街とブロードウェイの交差点近くにあるチケット売り場。当日券がかなり安く買える場所として長蛇の列が出来るんやわ。で、僕らは、4日後のチケットも安く買いたいって行ってみたんよね。でも・・・ない。当日券ならば半額くらいのようなんやけど、4日後のは無いらしい。はぁ、しょうがないか。
 チケットを安く買う手立てを失った僕らは、再び「インフォメーションセンター」へ。それから、役者のように綺麗な顔立ちをしたお兄さんにチケットの事を尋ねたんよ。そしたら、けっこういい席を手に入れれるやって。うん、それならいいやん。買うとしよか。
 チケット代は1人105ドル(約12000円)。もちろん安くはないが、Kaoriの大好きな「美女と野獣」をあこがれのブロードウェイ、しかもいい席で見れるんやから、うれしいことよ。その日を楽しみにするとしような。
 15:00、僕らはインフォメーションセンターを後にし、同じくタイムズスクウェアにある「トイザらス」に向かったんよ。このタイムズスクウェアトイザらスは、かなり大型のトイザらスで、しっかりと案内書にも載ってるものなんよね。どんなんやろか?
 けど・・・人多すぎ。順番待ちまでしてる状態で、とてもじゃないけど入りたいって感じじゃないんやわ。まぁ今日は土曜日やからなぁ。しょうがない、プランを練って、また来るとしようか。
 トイザらスをあきらめた僕らの次の目的地は「劇場」よ。7日と8日に観るブロードウェイミュージカル「オペラ座の怪人」と「美女と野獣」の、場所を確認する事にしたんやわ。
 まず向かった劇場は、「Lunt Fontanne Theater(ラントフォンテーンシアター)」。「美女と野獣」を上演中の劇場よ。
ルミエールKaori。お調子者である。ガストンSuguru。横暴な2枚目(?)である。
 うれしくなって思わずはしゃいでもたわ。
 次に向かったのは、「Majestic Theater(マジェスティックシアター)」。「オペラ座の怪人」を上演中の劇場なんやわ。
マジェスティックシアター前。「仮面」がさみしげ。エリックSuguru。悲しみにあふれる30歳。
 興奮状態で、どうにもこうにもならんかったよ。
ブロードウェイ沿いの「美女と野獣」の看板。こんなのがそこら中よ。「オペラ座の怪人」の看板。量は案外少ない。
 しばらくアホする僕ら。15:30になって、やっと「タイムズスクウェア」から離れる事にしたんやわ。
 向かうは東。タイムズスクウェアをそのまま東へ折れたから、43丁目を歩いて東へ行ったんよ。しばらく歩くと、ビルの隙間からマンハッタンを象徴する2つのビル「エンパイアステートビル」と「クライスラービル」が見えてきたわ。
エンパイアステートビル。また後日登るとしよう。クライスラービル。ニューヨークを象徴するビルの1つやね。
 ツインタワーと思えるほど似た姿。それぞれ堂々としとったよ。アメリカの威信って感じやったわ。「エンパイアステートビル」は明日夜景を見るために登るから、「クライスラービル」へは後で行くとするか。
 タイムズスクウェアから東へ歩く事20分。
 15:50過ぎに次の目的地の「グランドセントラル駅」に到着よ。
豪華なつくりの「グランドセントラル駅」。大阪駅にも日の丸吊り下げるべきやで。
 大きな星条旗が印象的な、なんとも豪華な駅やったわ。
 しばらくきょろきょろとする僕ら。すると、16:00になったとたん、駅構内にワルツが流れはじめたんよね。で、天井を眺めると・・・
10分ほど続くレーザーショー。意味はよく分からん。
 レーザー光線のショーが開始されたんよ。僕らをはじめ、多くの人が天井を眺めてたわ。それにしても、たまたまでもこのショーの時間に駅に着くとは、なんとも運がいい。毎日天気にもかなり恵まれてるし。ずっとこうあって欲しいもんやわ。
 10分ほど経ち、レーザーショーが終了。それから僕らは、42丁目を通ってさらに東へ向かったんよ。
 まず「クライスラービル」へ。場所は「グランドセントラルステーション」のすぐ近くやったわ。ただ・・・近くによるとその良さが良く分からん。やっぱり離れた所から見るのが良さそうよ。
 クライスラービルを後にし、さらに東へ。
 10分ほど歩くと、僕らの前にえらく角ばったビルが出てきたわ。
国連ビル。「2001年宇宙の旅」の「モノリス」に似てない?国連ビル横にある小さなスカルプチャー。「Non-Violence」。その通りによろしゅう頼むわ。
 これが僕らの次の目的地の「国際連合ビル(国連ビル)」よ。建て替えの話しがあれば、この地の方との仲もよろしくないこの国連、何年この姿をとどめれるんやろか。今後を見守らなあかんね。あ、日本の常任理事国入り、ごくごく当たり前の流れのように感じるけど、これが早く実現する事も祈るとしよう。
 42丁目を東に歩き、国連ビルまで来た僕らは、この後、再び西に向かうことにしたんよね。
 歩いたのは50丁目。そろそろおなかが減ってきたから食事をと思ってたら、結局バーガーキングに入ってたわ。もちろん店員の態度は極悪。ケチャップのタンクが空になってるのをよくよく分かってるくせに、どうあっても補充しようとせえへん。これぞニューヨークやって分かったわ。
 17:30、僕らは夕食を済ませ、次の目的地の50丁目と5番街の交差点付近に向かったんよ。
 到着したその交差点付近、そこには、巨大な物がいくつもあったわ。
セントパトリック教会。人ごみさえなければ中も見れたやろうね。
 1つは「セントパトリック教会」。建物自体が美しい教会なんやけど、表に相当の人がおったから中には入れんかったよ。
 もう1つは「ロックフェラーセンター」。
まっすぐに天へと伸びる「ロックフェラーセンター」。ともかく巨大。
 ロケットを思わせるその風貌はとにかく巨大。その迫力に圧倒されたわ。
 ところで、ここで一息置いてまわりを冷静に見回してみると、今この交差点付近はかなりの人でごった返す状態なんよね。車道には多くの観光バス、そして、歩道には無数の人。それはそれはすごい人ごみなんやわ。
 なぜそんなに多くの人々がここに集まっているかと言うと、ここ「ロックフェラーセンター」前では毎年、このクリスマスの時期になると「ある物」が現れるからなんやわ。
 人ごみを掻き分け、ロックフェラーセンタービル前まで進む僕ら。
人ごみの中で撮った写真。苦労した分、えらくお気に入りの1枚よ。ともかく人がいっぱい。進むのも写真を撮るのも大変。
 人は多いが綺麗な飾りつけもたっぷり。いいねいいね。
 さらにさらに掻き分ける。人はたっぷりやけど、その先にある物をめざしてがんばるで!
 そうして頑張った僕ら。そしたら、とうとうそれが僕らの前に現れたんよ。
で、でかい!ツリー前のスケートリンクで滑ってる人たちと比べたらよくわかるやろ?
 巨大!!なクリスマスツリー!!。日本でも毎年「点灯式」が放送されるくらいよく知られている「ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリー」がこれなんよね。今日一日ニューヨークを歩いて色々な巨大ツリーを見たけど、このツリーは群を抜いて特別にでかかったわ。ホンマにここはアメリカなんやと思ったよ。
 ツリーに圧倒された僕らは、その後に確保した一番前の特等席を後ろの家族に明け渡し、その場を離れる事にしたんやわ。
 向かったのは西。さらに50丁目を歩いて行くと、まもなく「Radio City」に到着よ。
電飾たっぷりの「RadioCity」。オールディーズのような雰囲気と思うのは僕だけやろか?
 ここ「Radio City」は、Grammy賞などの表彰式が行われる場所との事で、これまた人だかりが出来てたわ。
 「Radio City」を眺めた僕らは、向かいにあるホテル、「シェラトン」へ。お手洗いの為やね。ただ、みんな考える事は一緒やから、そこも人の山。しばらく待たされたわ。
 それから僕らは、帰路に着く為に「50丁目駅」へと向かったんよ。地図上では50丁目とブロードウェイの交差点上にあるはずの50丁目駅。が、入り口が見当たらんのやわ。少しの間困ったよ。
 しばらくして入り口を発見。僕らは地下鉄に乗り、5分ほどで僕らの宿の「YMCA」に最寄の「59丁目コロンバスサークル駅」に到着よ。
 はてさて、時間は19:30。宿に帰る予定よりけっこう早い。で、僕らはこのまま宿へは帰らず、後日行く予定にしてた「リンカーンセンター」に向かうことにしたんやわ。
 場所は、僕らの宿の近くの63丁目 - 9番街付近。やから、ちょっと眺めてみるつもりで行ったんよ。
リンカーンセンター。こりゃ、神殿やね。リンカーンセンターの広場中央にあったクリスマスツリー。飾りは全て、「楽器」の形。
 ここにもまた綺麗なクリスマスツリーがあったわ。ギリシャの神殿を思わせるような綺麗な建物も合わさって、雰囲気の非常にいい場所やったよ。
 ただ、ここもまた人だかり。けど、ロックフェラーセンター前のように騒がしい感じじゃなく、なにかしら社交界的な雰囲気やったんよね。その理由は、ニューヨークの冬の風物詩、バレエ「くるみ割り人形」の開演前やったからなんやわ。
 僕は高校時代、他ジャンルは全くは聞かなかったくらいクラシックが好きやったし、Kaoriは昔バレエをやってて「くるみ割り人形」を踊った事があるしで、当日チケットさえ手に入れば観ようって事になったんよね。で、尋ねると・・・ある!やって。一人26ドルの安い席やけど、全く問題なし!。よっしゃ、観るとしようや。
リンカーンセンター外観。正装をした方々もいっぱい。リンカーンセンター内。綺麗やなぁ。
 20:00開演の、22:00終演。予想とは違ってちょっと喜劇みたいな感じのところがあったり、僕のいつも聞いてるハイライトでは出てこない曲に驚いたりしたけど(花のワルツがラストやと思ってたわ)、本当にいい舞台を見せてもらったよ。今日1日の締めくくりとして完璧すぎる物やったわ。
 今日の朝7:30の到着後から今の22:00まで、思う存分ニューヨークを楽しんだ僕ら。ホンマにいろんな所をまわったもんやわ。けど、明日からの予定も、これまたいっぱいいっぱいなのよ。ゆっくりと休んで、明日をまた楽しむとしよう。
 Kaori、ホンマにお疲れさん。


〜12月5日(8日目 /12日間)〜

 ナイアガラフォールズからニューヨークへと長時間バスに乗ったのが昨日ならば、朝から夜遅くまでマンハッタンを歩き回ったのも昨日。やから今、相当疲れてるはずなんよね。けど、今日もまた朝7:00に起床してしまったんやわ。
 寝ぼけつつも出発の用意。今日も朝からの予定があるから、あまりだらだらとはしてられん。で、朝8:00になって、僕らは出発したんやわ。
 今日の午前中に向かうのは「アップタウン」にある「ハーレム」。治安は「極悪」とされているところやから、心して行かなあかんね。
 地下鉄に乗車。昨日とは違って、「59丁目コロンバスサークル駅」から「135丁目駅」へと向かう、北行きの電車に乗ったんよ。あまり人が乗ってなくて寂しかったわ。寂しい中も電車は進み、それから間もなく「135丁目駅」に到着よ。駅から地上に出ても、やっぱり寂しい感じやったわ。
 僕らがここ「ハーレム」で見たかったものは、「ゴスペル」よ。黒人さん向けの教会で体格のいいコーラス隊が歌っている、あの「聖歌」ね。これをちゃんと教会に行って聞きたいって思ったから、礼拝の日であるこの日曜日に行く事にしたんやわ。
 「135丁目駅」から向かうは東。ハーレムの真っ只中を歩いて行くんやから、心して歩いたよ。ちなみに、僕らの前を唯一歩いていた白人女性は、あっという間に走って行ってしまったわ。う〜ん、やっぱ危険か?
ハーレム内。けっこうさみしい。
 それから歩く事約10分、9:00になって僕らは目的地の「アビシニアン・バプティスト教会」に到着したんよ。
アビシニアン・バプティスト教会。この写真は僕らの礼拝が終わったあとにとったもの。人の行列がものすごい。
 ともかく、問題がなくって良かったわ。
 教会前にてやっぱり体格のいいおねえ様方に中へと誘われた僕らは、そのまま教会内へと入り、そして2階席の最前列に陣取ったんやわ。まだ少し早いせいか、人はまばらやったよ。
教会内部。白い所がステージで、そこで牧師さんが説教するんよ。ゴスペルは、その後ろの数段の長イスがあるところやわ。
 10:00、礼拝の開始。既に人でいっぱいいっぱいになった教会内で、牧師さんの説教が始まったんよね。それはそれは力強い説教で、圧倒される事もしばしばやったよ。思うけど、この方は政治活動をしても一流かもしれんね。
 途中、お布施を求められたりしつつも、説教を聴くこと約1時間。やっと「ゴスペル」が開始したんよ。曲数は少なかったけど、その声量には驚かされたわ。うん、来てよかったよかった。
 11:00、終了直前。ゴスペルに喜んだ僕らを、さらに喜ばしてくれる物があったんよね。それは、「パイプオルガン」の演奏よ。数日前のモントリオールやケベックシティにいたの際にも、聴きたくても聴けなかった「パイプオルガン」。まさかここで実現されるとは思わんかったわ。僕らは、演奏台のごくごく近くまで行ったり、離れた所から眺めたりして、かなりうれしい時間を過ごしたよ。「アビシニアン・バプティスト教会」の皆様、ホンマにありがとう!
 満足した僕らは、教会の外へ。それから周りを眺めると、そこにはとんでもない行列ができてたわ。
交差点を曲がった所まで続く行列。僕はやだ。
 僕らの次の礼拝に参加するために待っている人ら。1回目と2回目とで礼拝の内容が違うのかどうかは分からんけど、どちらにしろこの列には並べんよね。朝早起きしてよかったと思ったわ。
 11:00過ぎ。教会を後にした僕らは、歩いてちょっとの所にある、「3Line」の「135丁目駅」へと向かったんよ。それから10分弱歩いてて分かったんやけど、こっちの方がはるかに雰囲気がいいわ。人に薦める時は、こっちを教える事にするよ。
 「135丁目駅」に着いた僕らは、地下鉄に乗り、「125丁目駅」へと向かったんよね。
 僕らの次の目的地は、「125丁目」。ハーレム1の繁華街らしく、どんな感じなのか見てみたくて行ったんよ。
125丁目南側。街の雰囲気の割りに、道が広いわ。125丁目の北側。これが有名なアポロシアターとの事よ。
 歩いてみると、そこには露店がいくつもあったり、安いお店があったりする通りやったわ。僕はよく分からんのやけど、有名な「アポロシアター」もそこにあったよ。
 そうこうして「125丁目」を散策し終え、僕らは、西の「125丁目駅」から「ハーレム」を離れる事にしたんよね。うん、新たな経験をありがとね。
 地下鉄に乗った僕らの次の目的地は、昨日も来た「タイムズスクウェア」。昨日の晩からの写真データを引っ張り出したかったからなんよ。で、42丁目ののネットカフェへと向かったんよね。
 けど・・・開いてない。1階のネットカフェ自体は開いてたんやけど、2階のオフィスが開いてなかったんやわ。まぁしょうがない、空き容量分で頑張るとするか。
 あきらめた僕らの向かった先は、ランチの為の「マクドナルド」よ。42丁目にある「ド派手な」マクドナルドに入ってみたんやわ。
 普通にセットを頼み、普通に食べる僕ら。けど、そこで流れるマクドナルドの歴史を見て、知った事が1つあったんよね。それは、インドでのビッグマックの呼び名よ。なんて言うと思う?「マハラジャマック」やって。ひじょ〜にいいネーミング!僕は気に入ったで。
 食事を終え、僕らは一度宿へと戻るために地下鉄に乗り、「59丁目コロンバスサークル駅」へと戻ったんよ。
 すると、その駅前で「日曜朝市(?)」みたいなのをやってたわ。
コロンバスサークルに立つ像。意味は・・・知らん。朝市で面白い芸を見せてくれてた方。機械音を出しながら、ロボットの動きをするんやわ。
 それからしばらく僕らは朝市のテントをまわり、そして13:00、宿の「YMCA」に戻ったんよ。
 僕らが戻ったのは、とにかく休憩を取りたかった為。この旅行も今日で8日目、かつ、かなりハードなスケジュールをこなしてきたから、多少余裕のある時に休んでおきたかったんよね。うん、ホンマに疲れた。とっとと昼寝に入るとするか。
 ・・・それから寝る事、約4時間。17:00になってやっと起きたわ。
 すっきりした僕らは、それからすぐに行動を開始したんよ。
 次の目的地へ向けて地下鉄に乗り、「59丁目駅」から「34丁目ヘラルドスクウェア駅」へ。
 「34丁目」に到着し、まず「34丁目の奇跡」の「メイシーズ(メイシー百貨店)」を見たんやわ。それからケンタッキーへと行き、夕食をとったんよ。もちろん店員の態度は極悪。まぁこれも慣れてきたで。やれやれ。
 夕食後はまた移動よ。19:00に、「34丁目ヘラルドスクウェア駅」から「8丁目駅」へ行ったんよね。
 目的地は、近くにある「アウタープレイスシアター」やったんよ。
アウタープレイスシアター。えらく小さい劇場よ。シアター内の待合室。狭い場所にパイプが張り巡らされてたわ。うん、雰囲気出てるねぇ。
 僕らがこのシアターを目指してここまでやってきたのは、今日これから、僕らの楽しみにしているショーがこの劇場であるからなんよね。そのショーとは、オフブロードウェイで大成功を収めている、「BLUE MAN TUBES(ブルーマン チューブス)」よ。真っ青のパフォーマーが楽器などを演奏したりするというこの「ブルーマン」、インテルのCMにも出てたことがあるんやけど、知ってるやろか?
ブルーマンのホームページより拝借。ショーの一部よ。
 20:00前、僕らはしばらく待ったシアターの待合室を離れ、さらに奥にある小さな会場へと入ったんよね。すると、僕らの前に異様な空間が現れたんよ。一面、チューブでいっぱいいっぱいの空間やったわ。
 僕らの席はその会場の真ん中くらい。やからから単にドキドキ。やけど、ステージ前3列くらいの人たちは、既に興奮状態に入ってたわ。なぜ興奮状態なのかと言うと、「雨がっぱ」をかぶらされた為なんよね。この「雨がっぱ」、パフォーマーからの「青い塗料」、ステージからの「色々な塗料」から身を守る物らしいんやわ。う〜ん、うらやましい。けど、僕らも興奮に巻き込まれる可能性ありよ。ドキドキやわ。
 20:00、そうして待ったショーが、とうとう開始!
 それからの会場は、爆笑の渦!やったわ。コミカルなパフォーマンスに加え、見事な演奏をする彼ら。22:00の終了まで、それはそれは楽しかったよ。
ブルーマンとKaori。マジで青い。ブルーマンと僕。その手は・・・
ブルーマンと握手した手。うん、青いで!僕の青い手、わかる?
 またの機会にも観るとしよう!
 はてさて、ブルーマンを目いっぱい楽しんだ僕らは、まず、シアターの近くにあるキンコーズに行ったんよね。
 理由は、メモリーのデータを保存する為。ここキンコーズでは専用の機械を使っての保存になるんやけど、僕がホンマにしたいのはPCを使っての保存なんよね。けど、写真がいっぱいになってきたし、そろそろしょうがないわ。で、しょうがなく試したんよ。けど・・・ん?保存されたのは写真だけ?。メモリーカードには写真データと動画データの両方が入ってたのに、写真データしか保存されへん。順番は狂うし、写真データだけを削除するのはめんどくさいしで、それじゃあ困るわ。こりゃ使い物にならんで。ゴミじゃゴミ!
 結局、メモリーカードのデータを消せなかった僕らは、しょうがなく不要なデータを消去する事で対応よ。で、その作業をしつつ、僕らは次の目的地に向かったんやわ。
 またまた「8丁目駅」から地下鉄に乗り、向かった先は再びの「34丁目ヘラルドスクウェア駅」よ。
 23:00、34丁目駅に到着。それから僕らは、次の目的地に向かったんよね。その目的地とは、「エンパイアステートビル」なんやわ。
ライトアップ中のエンパイアステートビル。もっとド派手にして欲しいなぁ・・・ビルのエントランス。クリスマスツリーまで飾られてたわ。
 びみょうやけど、緑と赤のクリスマスっぽいライトアップ。う〜ん・・・、綺麗かどうかは知らんが、ありがたいとしておこう。
 12ドルを払って中に入り、それから、空港並みに厳しい持ち物チェックよ。まぁエンパイアステートビルやから、しょうがないわな。
 持ち物チェックを通過してからは、いよいよ展望台行き!
登る途中で見つけた模型。やっぱエンパイアステートビルって言うたら、キングコングやもんね。86階到着記念。頂上をイメージしたポーズ。けど・・・これってサタデーナイトフィーバーやねぇ。
 途中の階で乗り継ぎ、86階まで高速上昇!で、とうとう展望台に到着したんやわ。
展望台からの夜景。タイムズスクウェア方面よ。展望台からの夜景。クライスラービル方面やね。
 マンハッタンの夜景を一望。トロントとはまた違った迫力があったわ。
 しばらく夜景を楽しんだ僕ら。24:00になって、ビルから追い出されたんよね。閉館時間やって。まぁしょうがない、帰路につくとするか。
 はてさて、ここからが問題。ここはニューヨークやし夜はいつまでも大丈夫やろうと思って、「33丁目」のここから、ちょっと離れた42丁目の「グランドセントラル駅」まで歩いて行くって事にしたんよ。
 ふざけたりもしつつ、歩いて行ったわ。
まねきライオン(?)とKaori。歩く意思を保つ為にはこれくらいせなね。まねきライオンと僕。疲れ気味やね〜。
 歩く事20分。24:20になって「グランドセントラル駅」に到着。僕らのイメージの中には、「ニューヨークは夜の街」、「グランドセントラル駅は大型の駅」っていう固定観念があったから、こんな時間なら余裕で電車があると思ってたんよ。ところが、ない。全く、ない。これは困ったで。
 少しの間迷う僕ら。けど世の中は冷たいもので、そんな僕らを警官達は駅から追い出しよったのよね。あ〜あ。
 追い出された僕らは、駅の外でその後取りうる選択肢を考えてみたんやわ。1つはここでタクシーを拾う事。そしてもう1つは別の大きな駅まで歩く事。う〜ん・・・。結局僕らは、後者の選択肢を選び、再び歩き出したんやわ。向かう先は「42丁目タイムズスクウェア駅」。より僕らの宿に近くなるし、もし電車がなくなってたらその時こそタクシーを拾うんやって決めて歩いたよ。
 42丁目を一路西に歩く僕ら。途中には、ゴーストバスターズで出てきた「ニューヨーク市立図書館」もあったわ。
ニューヨーク市立図書館。いくつもの映画の撮影にて使われた場所よ。
 疲れ果てた僕ら。そんな僕らが「42丁目タイムズスクウェア駅」付近に着いたのは、さらに20分経った24:40よ。「エンパイアステートビル」から実に、40分も歩き続けた事になるわ。よう頑張ったで。
 一応ここまできたんやから、夜の「タイムズスクウェア」を見ておこうと足を運んだんやけど、そこは既に無人の街と化してたわ。日曜日の夜1:00前っていう事があるにしても、思ったより真面目な所やね。いや、別の考え方をすれば、こんな時間にこの場におる僕ら、いや、僕がアホって事やわ。僕がついているとはいえ、女の子が夜遅くに歩くのは良くなかったよね。以後、気をつけるな。
ナスダックの電光掲示板。市場は眠らないって事やね。人気のないタイムズスクウェア。さみしい・・・
 42丁目と7番街の交差点へと戻り、地下鉄の入り口に向かう僕ら。けど、開いてない。ほとんどの入り口は既に閉まってたよ。そこで僕が思いついた入り口が1つあったから、そこに向かってみると・・・あ、開いてた!。どうやら、ここが最後の入り口のようやったよ。
 59丁目の駅で降り、宿のYMCAに戻ったのが25:00過ぎ。今日もまた疲れた疲れた。
 Kaoriぃ〜、今日も1日、ホンマにお疲れさん。


〜12月6日(9日目 /12日間)〜

 旅行9日目。朝10:00起床。今日はまず、ブランチ(朝+昼ごはん)として、このYMCAの食堂で食料を調達する事にしたんよ。
 僕ができてる物を買ったのに対し、Kaoriが買ったのは、料理人さんがその場で作ってくれた「ベーグル」。このベーグル、Kaoriの要望で作ってもらった特別なベーグルとの事で、鉄板で調理した「ハムと卵とチーズ」を入れてるらしいんよね。その価格はなんと、「3ドル」。正規のメニューにある「ハムと卵」のベーグルが「4ドル25セント」なのに、なんでそれより安いんや?。その疑問について僕が尋ねると、Kaori曰く、その中年料理人から、日本人が好きやとかKaoriの部屋はどこなのかとか色々と話されたらしい。どアホ!!スケベじじい!!
 そうこうして食料を調達した僕らは、11:30、宿を出発したんよ。目的地は「タイムズスクウェア」、写真の保存をしたかったんよ。
 42丁目に足を運ぶのもこれで何回目?僕らは既になれきったその地を歩き、42丁目沿いのネットカフェへと向かったわ。
 昨日は閉まってたこのネットカフェ、今日は?。入ってみて、2階に上がると・・・あ、開いてた!。写真と動画でメモリーが既にいっぱいやったし、昨日のキンコーズは使えんかったしで、ホンマにうれしかったよ。
 12:30、データの保存とメモリーカードの消去の済んだ僕らは、今日の目的地に向かったんよね。
 「42丁目タイムズスクウェア駅」から「79丁目駅」へ。それから歩くこと約10分、13:15に、待望の目的地に到着したんやわ。そこは、自然科学に関する大量の展示物を扱っている「自然史博物館」。この時を待ち望んでたよ。
 小さき頃より自然科学がかなり好きな僕。かなりワクワクやね。どんなんやろ?
 そんな僕らがまず第1として進んだ先は、「自然史博物館」のうちの1施設、「ローズ宇宙センター」よ。
中心部の球体がプラネタリウム。これを太陽に見立てると、木星はこの大きさって事よ。惑星に関する展示物。書いてある事は初心者向け。けれど、英語やから上級者向け。
 僕の趣味が趣味だけに、この宇宙センターにどれほど興味があることか。そりゃもううれしかったで。その中でも特にうれしかったのは、プラネタリウムの「スペースショー」。僕も今までにいくつものプラネタリウムを見てるけど、それらとは明らかに違う、迫力の映像がそこにはあったわ。いいねいいねいいね!
 その調子で1時間ほど「ローズ宇宙センター」を楽しんだ僕らは、とうとう「自然史博物館」の本館へと向かうことにしたんよ。
 ちなみに、この大きな博物館、全体の構成はというと、4階建ての4大テーマで構成されてるんやわ。
  「1階: 地球・自然」
  「2階: 人類・民族」
  「3階: 動物」
  「4階: 恐竜」
 こんな感じよ。
 で、このうち、僕が以前から絶対に見たい!って思ってたフロアがあって、まずそこから向かうことにしたんよ。
 僕らが向かったのは、「4階、恐竜のコーナー」。小さい頃にあこがれ、そしてたくさん本を読んだ、「恐竜」。大型の化石を見る機会は少なかったから、どうしても見てみたかったんよね。ホンマに楽しみよ!
 2階クロークに荷物を預け、そして、一路4階へ。するとそこには、別世界が広がってたよ。
うぉ!!ティラノサウルスやん!この化石、むかし本で見たで!
でかい!ブロントサウルスやと思う。おたくは・・・どちらでしたっけ?僕の大好きなスティラコサウルス。トリケラトプスみたいやろ?
マンモスやね!立派な牙を持ってはるわ。入り口近くのホールの君。ええっと・・・ブロントサウルス?始祖鳥よ。見事にプレスされとるわ。
 夢ごごち!本の中にいる気分!かなり多くの化石がそこにあったんやわ。ホンマ歓声を上げてもたよ。感動したおしやね。もう既に、この博物館に来てホンマによかったって思ったわ。
 そんな感動したおしの僕らは、1時間以上も4階で時間を過ごし、それから、次の3階「動物のコーナー」に向かったんやわ。
そのたくましい御足、鋭い眼光、かっくいい!!ダチョウの子。おかあちゃんはあんなにでかいのに・・・展示室中央のゾウさんたち。まわりに見える窓みたいなのが、大きいディスプレイケースよ。
ディスプレイケース内のチーター。マジでリアル。様々なねずみの仲間達。こう見ると哀れに思えるわ。
 そのフロアにあったのは、いっぱいいっぱいのはく製。ただ、これらは今までに見たことのあるはく製とは大きく違って、やたらにリアルなはく製やったんよね。毛並みや眼つきとかが綺麗なのはもちろんの事、ポーズやジオラマがものすごく生き生き。ホンマ動き出しそうやったで。
 そうこうして また3階に長居をしてしまった僕ら。次に向かわねばと、2階「人類・民族のコーナー」へと足を進めたんやわ。
サルと人間。ホンマ話しをしてるみたいやわ。モアイ。そのアゴ、ご立派!これ何か分かる?ハムラビ法典の石碑よ。
アステカの暦石?でかい。コスタリカの黄金細工。オーパーツであってほしいわ。
 おおっ!ハムラビ法典!おおっ!アステカ!おおっ!黄金細工!・・・。2階にも僕らを喜ばせる物がいっぱいいっぱい!。こんな楽しい所があっていいんやろか。またまた夢中になってしまったよ。
 そんなこんなで またまた長居をしてしまった僕ら。楽しすぎる!ここはやばい!。そんな感じでまわるもんやから、時間が過ぎるのを忘れてしまう事もしばしばやったわ。
 我に返り、最後のフロア、1階の「地球と自然のコーナー」へと急いで行ったのは、17:00過ぎ。閉館時間は17:30やから、あと20分ほどしかないんよ。や、やばい・・・。けど、僕としては、見たい気持ちを抑えることはできんし、粘るだけ粘って見ることにしたんねん!
鉱物の展示室。なにかしら豪華。入っておどろいた。でっかい鯨が浮いてるのよ。
でっかい・・何?ピッカピカよ。ファーストネイションのトーテムポールみたいやねぇ。お魚の大群。これも宙に浮いてんのよ。
 鉱石が集められたフロアや、森のフロア、ファーストネイションっぽいフロアをまわってる時から既に追い出しモード。けど、僕らはとにかく見てまわったんやわ。そりゃそりゃよかったよ。
 問題となったのは、「海のフロア」。着いた時間が閉館時間ちょうどで、フロアの入り口に係りの人が仁王立ちしてたんよね。それにかまわず入ろうとする僕らに、閉館時間やと押し返す係員。こうなると、見たい気持ちが益々助長されるわ。で、結局、僕らは頼み込みに入ったんよ。「お願いやから、フロア1周だけでもさせて!」。返事は、しぶしぶのOK。ありがたく見させてもらうとするわ。
 こうして全フロアを見終わった僕ら。すばらしい時間を本当にありがとう!。
 最後に、そんな僕らを、大きいクリスマスツリーが迎えてくれたよ。
自然史博物館内にあったクリスマスツリー。この飾り、折り紙やねんで。
 飾りの全てが「おりがみ」。おおっ!すごい!不器用な方々が作るのはきびしいやろうから、おそらくは、できる人らが作ったんやろうね。おりがみの可能性をまた見つけたような気がしたわ。
 17:45、閉館時間をとうに過ぎ、係員の仁王立ちが当たり前になってきたんよ。すると、階をまたいだ移動の禁止令が発令。けど僕らの荷物は、今いる1階ではなくて、2階のクロークにあるんよね。で、係員に事情を話すと、その係員は、もろにイヤな顔をしよったんやわ。この地やからか?それとも、仕事がらやからか?日本でもそうやけど、客に接する態度が分からんやつは、即刻仕事を辞めやがれ!
 腹を立てつつも荷物を受け取り、僕らは「自然史博物館」を後にしたんよ。
 まぁ、そうは言っても、ここはすばらしい博物館。それはまちがいない。5時間ほどのお邪魔させてもらってた間中、ホンマに興奮した時間を過ごしたわ。この機会を与えてくれた事に本当に感謝感謝よ。本当にありがとう!
 長い感激の時間を過ごし、それから僕らが向かった先は、昨日も行った34丁目。理由は、食事をとるためやね。
 地下鉄にて「81丁目自然史博物館駅」から「34丁目駅」へ。
 降りてからまず西へと歩き、「中央郵便局」を見てきたわ。
ニューヨーク中央郵便局。何でここまで豪華なんや?
 それから別の道を東へと歩き、「マディソンスクウェアガーデン」前を通ったんよ。
マディソンスクウェアガーデン。
 既に腹ペコやったのに、よう歩いたと思うわ。
 そんな腹ペコやった僕らがわざわざ34丁目まで食事をしに来た理由、それは、僕らの大好きな韓国料理をどうしても食べたくなったからなんよ。
 ここニューヨークには「LIttle Korea」と呼ばれる場所があって、それが31丁目とブロードウェイの交差点あたりなんよね。僕らは今まで食事代を抑えてきたもんやから、今日こそはと、大好きな物を食べることにしたんやわ。バンクーバーとどう違うのかが楽しみよ。
 いくつかの店をまわり、そしてあるレストランに決定。お客さんのたくさん入った韓国料理店やったわ。
 僕らの頼んだものは、チャプチェ・ドルソビビンバ(石焼ビビンバ)・ヘムルパジョン(海鮮チヂミ)。韓国料理ばっかり食べてる僕が、毎度毎度注文するメニューやね。それから待つことしばらく。僕らの料理が運ばれてきたわ。はい、いただきます!
 味は・・・うまい!!やっぱ韓国料理がうれしいわ。
 腹いっぱい食べた僕ら。満足満足と、清算をする事にしたんよね。気になるお代は、一人17.5アメリカドル(約2000円)。バンクーバーでは12カナダドル(約1000円)くらいやから、約倍やね。まぁけど、今まで我慢した分のごほうびでもあるし、食べてよかった!としておこう。
 34丁目より59丁目へと地下鉄で戻り、宿に着いたのが20:00。いつもに比べれば早い帰宅よ。
 が、疲れた上に、お腹は満足。そのまま即寝をした事は言うまでもない。
 おや・す・・み・・ぃ・・・ZZZ・・・。


〜12月7日(10日目 /12日間)〜

 今日で10日目。残りは3日。少ないようにも思えるけど、まだ4分の1残ってるとも言える状態よ。1日1日を大切にして、新たなことを追い求めて行くとしよう。
 はてさて今日は、3日間お世話になった「YMCA」のチェックアウトをする日。朝5:00に起床した僕らは、チェックアウトの用意をして、それから朝食をとったんよ。
 朝食は、昨日と同じ「特製ベーグル」。昨日試したらえらくおいしくて、どうしても食べたかったんよね。で、頼む事にしたのよ。ただ、当たり前ながらバカみたいな金額は払いたくはない。で、ここはよろしく、と、Kaoriに注文してもらったんやわ。僕がおるから安全なわけやし、ここは、あのスケベおやじを利用させてもらうとしよう。
 そうして「満足に」朝食を食べた僕らは、一度部屋へと戻り、そして、チェックアウトをする事にしたんよ。
 9:30、チェックアウト完了。さて、次の宿に行きますか。
 「59丁目コロンバスサークル駅」から「42丁目タイムズスクウェア駅」を経由して「59丁目レキシントアンアベニュー駅」へ。それから数分徒歩。すると、10:00、僕らの次の宿がある「57丁目」に到着したんやわ。
 今回の宿の前面道路は、えらくにぎやかやったよ。
宿より西を眺める。でっかいビルだらけよ。57丁目。クラクションがバカみたいに鳴っとる。
 チェックインを済ました僕らは、今日の予定の為に、すぐに出発したんよね。
 「59丁目レキシントンアベニュー駅」から北上し、「77丁目駅」へ。
 そして駅から西に徒歩10分、11:00に今日の1つ目の目的地に到着よ。
メトロポリタン美術館正面。この写真からでは想像もできない程の膨大な美術品が中にはあった。
 「メトロポリタン美術館」。ニューヨークで最も有名な美術館よ。どんな美術品があるのか楽しみやわ。
 (ちなみに、ここで余談。僕らはこの美術館に4時間の鑑賞時間を予定していたんよ。けど、これは後でわかる事なんやけど、こんな時間ではとてもじゃないけど見ることが出来ない、広大!!かつ、複雑!なフロアを持つ美術館やったんやわ。)
 ドキドキしつつ美術館へと入り、クロークにて服を預け、早速1階に繰り出しよ。
 まずは、「ギリシャ・ローマのアート」のコーナー。
オリンピアの競技風景が載った壷。教科書で見たことあるやろ?大神ゼウスの像。今にも飛び出してきそうやわ。このコーナーの中央部。左右に部屋がいくつもある。
 うぉっ!教科書で見た美術品がたっぷり!ここはどうなっとんや?。ホンマにすごいぞ!。驚きたおしの僕らは、このコーナーの10くらいの部屋を興味津々に見させてもらってたわ。完全に時間が過ぎるのを忘れてたよ。そう、実はこのコーナーが広大な美術館のごくごく一部であるという事も知らずに・・・。
 ギリシャ・ローマの美術に大満足の僕ら。次のコーナーへ向かうとしよう。次は「アフリカ・オセアニア・アメリカのアート」のコーナーよ。
 おどろくやら、おもろいやら。興味津々!
 それから、「モダンアート」のコーナーで美術品を鑑賞し、「ヨーロッパと装飾品のアート」のコーナーへと進んだんよ。
ヨーロッパのアートのコーナーの広場よ。広場の一角。これをどう使うんやろ?
ペルセウスですな。彼、ええケツしとんやわ。
びびるほど立派なアートを飾るクリスマスツリー。なんて事をしよるんや。
 なんてことや!「美術便覧」そのものやんか。昔、あの便覧を見ててよかったわ。けど、こっちを先に見て、便覧を後に見るのも良いやろなぁとも思ったわ。情操教育には多少の疑問を持ってる僕やからどうするか分からんけど、将来の自分の子供について、いつかは考える日が来ることやろうよ。その時には、ここでの事を思い出して考えるとしよう。
和装のワシントン。徳川の三葉葵やで。よくわからんけど、時計。小窓から見える「月」がかわいい。
 ヨーロッパの美術に触れた後、僕らはワシントンに関する特別展を観て、それから、次のコーナーへと向かったんやわ。
 向かったそのコーナー、部屋に入ったとたんに変わる空気。驚くほど重厚な場所やったよ。


 「武器と防具」のコーナーね。細かな装飾がなされた防具が多かったから、実際には前線で使われていない物ばかりなんやろうけど、それでも熱きものを感じたわ。命がかかると、機能美が極限まで高められる、実感させられるね。
 戦いの場を後にし、次は「キリスト教」のコーナーよ。
 宗教は人の心そのものである事が多いから、優れた芸術が生まれやすいんやと思うわ。それは、日本もそうやったし、今までに行った都市もそうやった。モントリオールのノートルダム大聖堂なんかいい例やん。偉大、もしくは無限ですわ。
 そうこうして僕らがお楽しみ中の「メトロポリタン美術館」。時間を忘れる事は必至で、けっこう時間を気にしているはずなのに、既に時間は13:00よ。入場から2時間も経ってもた。
 そんな状態やから、残り時間がそう多くない僕ら。けど、次のコーナーは、僕らが最も見たいと思ってたコーナーやったんよね。それは、「エジプトのアート」。いざ!いくぞ!!
 入ってみた。・・・うぉおお! そうとう強烈!!



 広い広いフロアに、目いっぱい!の「パピルス」「棺」「像」「ヒエログリフ」。ここはどないなっとんや!?ここまで揃ってるとは思わんかったで。興奮に興奮を重ねたよ。
 なかでも喜んだのが、これ!
 比較的地味に思えるやろうけど、僕はえらく喜しがったのよ。何んだか分かる? これらはね、ミュージカル「アイーダ」でそのデザインが使われてるものなんやわ。
 ○左の女性は、劇が始まってすぐに出てくるキャラクター。
 ○右のネコは、劇中のファッションショーでのモデルの大きな帽子。
 ○そして、真ん中が・・・アイーダとラダメスの永遠の棺。
 思わずそのシーンが思い出されたよ。あぁ、やっぱりここに来てよかった。
 美術品として、歴史的な物として、これらの物を感じる事も大切な切り口なんやと思うけど、全く別の事から身近な物として感じる事も大切な切り口なんやと思うわ。重要なのは、切り口ではなくて、関心を持ってみることやで。人それぞれ色々な切り口からその物を見たらいいと思うわ。
 1時間以上も「エジプトのアート」のコーナーで時間を過ごした僕らは、名残惜しくもエジプトを離れ、1階を後にしたんよ。
 途中、日本・韓国・中国などいくつかのアートのコーナーを回って、そして「絵画」のコーナーへとたどり着いたんよね。

 これがこれが、ま・さ・に・広大!!歩いても、歩いても、歩いても、絵画なんやわ。エジプトに時間をかけすぎた事も影響して、絵画鑑賞に割く時間が既に少なくなってた僕ら。益々大変よ。始めは「絵画の」 1つ1つを見てたのに、いつぞや「部屋の」 1つ1つを見て回ってたわ。
 15:00、絵画を見終えた(?)僕らは、予定の時間になったからと、帰路へとつく為に再び1階へと戻ったんよね。
 ところが、初めにも書いたけど、この「メトロポリタン美術館」は、広大で、かつ、「迷路」のような場所。しかも、今は入場禁止って場所もけっこうあるから、全部見たのかどうか分からんくなってしまうんやわ。で、帰路につく為に降りてきたはずの1階にて、新たなコーナーを見つけてしまったんよね。
 これがこれが、またまたすごかった!

 大量!の「黄金仮面や黄金細工」。南米各地の物が集められてるようなんよ。ホンマ圧倒されたわ。どっかにオーパーツがあるんちゃうん?
黄金細工に夢中の人。おそらく・・僕。お疲れのKaori。すまんのぉ〜
 そうこうして結局5時間近くを「メトロポリタン美術館」に費やした僕ら。歩き続けた上に興奮し続けた5時間やったから、肉体的にも精神的にも疲れ果てたで。もちろん若きKaoriも相当お疲れのご様子。うん、一度宿に戻るとするか。
 それにしても、この「メトロポリタンミュージアム」はものすごい。美術品の数がものすごければ、その1つ1つもものすごい。とてもじゃないけど、1日だけで見て回るような場所じゃないで。だって、今考えたら、日本で開催される展示会って、メトロポリタン美術館の1コーナー以下の規模にすぎんのやもん。集中力の限界を考えると、1日1コーナー、1ヶ月で全フロアっていうのが望ましいわ。
 まぁとにかくすばらしかった!本当にありがとう!
 15:30過ぎ、美術館を後にした僕らは帰路についたわけなんやけど、新たな交通機関を使ってみようという事で、「バス」に乗ってみることにしたんよ。
バスの中。ベルの鳴らし方が、日本ともバンクーバーとも違う。疲れの見える2つの顔。ね、眠い・・。
 ニューヨーク到着後すぐに購入したメトロカードを使い、バスに乗車した僕ら。周りの風景を確認しつつ、降りる場所を探していったわ。それからまもなく57丁目付近に到着よ。
 16:00、ホテル近くの「SUBWAY」に寄って、昼食?夕食?。それから16:30、宿到着よ。今日は、集中力を使う大切な予定を夜にも組んでたから、どうしても休憩を取っておきたかったんやわ。
 17:30、1時間の休憩から目覚め、次の目的地へと出発よ。
 次の目的地は、毎度毎度毎度の「タイムズスクウェア」。山ほど撮った写真の保存に行ったんやわ。
 いつもの42丁目のネットカフェで、メモリのデータの吸い出しを完了。そして18:30、ワクワクしながら本当の目的地へと進んで行ったわ。
 42丁目より歩いてすぐの所にある僕らの目的地、それは、「マジェスティックシアター」。僕らがえらく楽しみにしてたブロードウェイミュージカル、「The PHANTOM of the OPERA(オペラ座の怪人)」をとうとう観る時になったんよ。もううれしくて、気持ちを抑えることが出来んで!本当に楽しみやわ!
夜のマジェスティックシアター。仮面が光ってる・・
マジェスティックシアター内。みんな楽しそうよ。
 ワクワクしながら綺麗な劇場内へと入り、そして、パンフレットなどを購入。それから席に着いたんよ。僕らの席は、CenterOrchestraのL列。前から12列目。そこは、ぎりぎり天井のシャンデリアを見ることが出来る席やったんやわ。あぁ、よかったよかった。
 そのまま待つこと30分、とうとう19:00、
 「The Phantom of the Opera」開演!!

 ・・・・・。
 ・・・・。
 ・・・。
 ・・。
 ・。

 21:00、終演。
 おおお!!!すばらしい!!!全くもって我慢できん!!!

 役者さん達の感情表現、それはそれはすごかった。ものすごく「切なさ」が伝わってくるんやわ。おかげで、もうボロボロよ。以前に観た「劇団四季」の舞台芸術のすばらしさも同時に感じたけど、役者さんから感じる力はものすごかったわ。
 すばらしき時間を本当にありがとう!!

 22:00、僕らにすばらしき時間をくれた「タイムズスクウェア」を後にし、宿の近くの「59丁目」に戻ったんよ。
 駅に到着。地上へと上がる僕ら。すると、なにやら「オペラ座の怪人」のメロディが聞こえてきたんよね。あぁ、それほどまでに感動してるんや と本気で思ってたら、それはどうも違うようで、ホンマに流れてるようやったんよ。で、その方角に向かって急いで行ってみたんやわ。

 おぉ!仮面やん!あ、ファントムやん!クリスティーヌやん!
 ショーケースの中に、「オペラ座の怪人」のいくつかのシーンが再現されてたわ。よくよく見ると、これは、もうすぐ公開の「映画」オペラ座の怪人の宣伝。デパートのショーケースを使って映画の宣伝をしてたようなのよ。まさかこんな事に出会うとは思わんかった。僕ら、完全に怪人に取り付かれてるわ。
 それからしばらく別の「オペラ座の怪人」を見て、そして、22:30宿に着いたよ。

 今日1日、本当にすばらしい時間を過ごしたわ。全てに感謝やね。本当にありがとう!


〜12月8日(11日目 /12日間)〜

 過密な10日間を過ごした僕らの旅行も残り2日。時間はなくなってきてるけど、予定通りに行けば目的は全部達成できるはずよ。今日も1日、一生懸命過ごそうな!
 さすがに疲れが溜まってきてるからやと思うんやけど、僕らしくなく9:30に起床よ。ただ、それでも疲れは抜けきれんかったみたいで、その後思わず2度寝をしてしまったんやわ。うぉっ!急ぐとしようや!
 ・・・結局出発は11:30よ。
 今日まず向かうことにしていたのは、毎度毎度毎度の「タイムズスクウェア」。行きつくしてるから、もう、細かくまでけっこう分かっている場所なんやけど、今日も大事なイベントが控えてるし、ニューヨーク1日目に行ったけど入れなかったお店もあるしで、行く事になったんやわ。
 地下鉄で「タイムズスクウェア」へと向かうため、宿より最寄の「59丁目レキシントアンアベニュー駅」へ。すると、昨晩聞いたあのメロディがまた聞こえてきたんよ。
 あぁ、「怪人」が呼んでいる・・・。行かねば!
僕を再び呼んだシャンデリアとマスク。昨日の感動が思い出されるで。
 僕らは「怪人」に導かれ、この場所へとまたやってきたわ。昨日の感動がまた思い出されたよ。ニューヨークに来て、ホンマによかった!
 しばらくショーケースを眺めた後、僕らは呪縛から解放され、そして「タイムズスクウェア」へと向かったんやわ。
 タイムズスクウェアでの 行ったけど入ってないお店とは、「トイザらス」よ。ニューヨーク到着1日目に来たのに、土曜日やったせいもあって、とてもじゃないけど入る事ができんかったんよね。で、今日来てみたんやわ。あれほど人気があるお店とは、一体どんなもんなんやろう・・・
入り口すぐに目に入ったこれ。看板ではない、観覧車である。広い店内にたっぷりのおもちゃ。実演がまた楽しい。
クライスラービルと自由の女神。かなりでかいんやけど、実は、「LEGO」で出来てるというすごいもの。おぉ!Yu-Gi !!観覧車のゴンドラ。いろんなキャラクターが乗ってんのよ。
 中に入っておどろいた。え?観覧車があるやん!。
 雰囲気は、まさに「おもちゃ王国」。大きな大きなLEGOがあったり、面白そうなおもちゃのデモがあったりしたんやわ。もちろん、僕がバンクーバーでうれしがって見てた「Yu-Gi-Oh!(遊戯王)」グッズも多数!。是非、子供の時に来たかったって思ったよ。まぁ、うちの親は「絶対に」何も買ってくれんかったやろうけどね。
 興奮いっぱいまま1時間以上を「トイザらス」で過ごし、13:15、僕らは待ち望んでいた今日のメインイベントの場へと向かったんやわ。
 「トイザらス」より徒歩にて約5分。向かった場とは、同じくタイムズスクウェアの「ラントフォンテーンシアター」よ。昨日に引き続き、僕らの東海岸旅行の最大の目的である、ブロードウェイミュージカル「BEAUTY and the BEAST(美女と野獣)」を観る時がやってきたからなんやわ。
ラントフォーテンシアター内。お城の中のようやわ。売店。Kaoriがよろこんでグッズを買ってたわ。
 劇場の中に入ると、やっぱりそこは異空間。お城の中にいるような感じなんよ。あぁええなぁって思いつつ、ふと横を見ると・・・うぉっ!。そこには、驚くほど おめめ が輝くKaoriがおったわ。だ、大丈夫か?
 まぁ、Kaoriがこうなるのも無理もない。「美女と野獣」はKaoriが心底大好きな物語やからね。僕らの共通の大好きな物は「ミュージカル」やけど、どちらかと言えば、「オペラ座の怪人」の話を進めたのが僕で、「美女と野獣」の話を進めたのがKaoriなのよ。ミュージカル好きがブロードウェイでミュージカルを観るっていうだけでも大変なのに、「美女と野獣」となると、そりゃもう大興奮!。そりゃ おめめ も光るで。

 14:00、開演。
 バラを振り回す子供に腹を立てる僕ら。けど・・・
 ああぁぁぁ・・・いいっ!!
 やっぱたまらん!

 日本の「劇団四季」と比べると、やっぱり多少の表現の違いがあったり、昨日に引き続き舞台芸術は四季がすばらしいなぁとも思ったりしたけど、やっぱり役者さんの表現はすばらしかったわ。
 16:00の終了まで感動したおした僕ら。その後すぐには言葉が出んかったわ。
ベルちゃんとKaori。感動を思いっきり引きずったままの写真よ。
 ベルちゃん、そして、野獣さん、ホンマにありがとう!

 16:30、僕らは感動を与えてくれた劇場を後にし、次の目的地へと向かうことにしたんやわ。
 繁華街「ブロードウェイ」と「7番街」の交差点付近から、7番街を北上。目指すは「57丁目」よ。
 歩くこと約30分。17:00に目的地の「カーネギーホール」に到着したわ。
 ハイレベルのコンサートが開かれる、この「カーネギーホール」。僕らは、そのホールがどんな物なんか確かめたかったんよね。で、行ってみると・・・へぇ、こんな感じなんや。
カーネギーホールの外観。重厚だねぇ。BOX OFFICE。僕もチケットを買いたかったなぁ
 歴史ありげな重厚な外観。けど、BOX OFFICEのある屋内は案外狭かったよ。まぁ、他にも入り口があるから、そっちはやっぱり豪華なんやろうね。また機会があれば聴きに来たいもんやわ。
 しばらく中で写真を撮ったりした後、僕らは「カーネギーホール」を離れ、それから、「57丁目」を東に向かったんよ。
電飾たっぷりの57丁目沿い。やっぱクリスマスシーズンはいいねぇ。
 夜の57丁目は、クリスマスシーズンでもあることから 電飾がたっぷり。あぁ、ええねぇ。思わず写真を撮りまくってもたわ。
 57丁目を歩くこと15分。僕らが向かった先の「5番街」の近くに到着よ。ニューヨーク一の高級店舗街と言われるこの通り、どんなもんか確かめてみるとしよう。
 17:30、「5番街」に到着よ。
明らかに豪華な5番街。歩道と車道の間にある高い台に上って写真を撮ってたら、警備員に思いっきり注意されてもたわ。まぁあやまりゃあええ。
5番街と57丁目の交差点近くに建つ「ティファニー本店」。ビル全体がティファニーよ。ちなみに、横に見える雪の結晶は、交差点のど真中に浮く大きなオブジェよ。これまた高級ブランド、ブルガリ。この通り、どないなっとんねん。有名なトランプさんの「トランプタワー」入り口。金色に輝く豪華すぎるビルよ。
 まあまあ ようもここまでブランド店が集まったもんやわ。ティファニー・ブルガリ・ルイヴィトン・グッチ・・・とんでもない数の高級店が通りにずらりと並んでたんよね。あ〜やれやれ。全く興味がない人間にとってはどうでもいいって感じよ。けど、中がどんな感じなのかはかなり興味があるもんやから、ちょっと見てみることにしたんよね。で、入ったお店は、「5番街」と「57丁目」の交差点にある「ティファニー本店」よ。
 ちょっと敷居の高い入り口をくぐり、中に入った僕ら。そこは、僕らを全く相手としていない空間やったわ。
 えらく羽振りの良さそうなおっちゃんがエレベーターボーイ(?)を務めていたりしているから、明らかに雰囲気はどてらく高級に作られているんやけど、全体を眺めてみると、決して超豪華ではないんよね。なんとなく百貨店の中って感じがしたわ。
 それからしばらく、やっぱり購入意欲が刺激される事もなく「ティファニー本店」の全フロアを興味深げに見て回った僕らは、お店を離れ、次の目的地へと向かうことにしたんよね。
 次の目的地は、同じく「5番街」にある「ディズニーストア」よ。
ディズニーストア前のショーケース。びみょうに動くのよ。ディズニーストアーのマット。「Y」の字を作るミッキーがかわいらしい。
ベルちゃんのティアラをかぶるKaori。おバカ・・・ディズニーストア入り口。黄金のミッキーたちが いかにも5番街。店内に立つ悪いおばちゃん。僕も皮を狙われとるで。
 今日の観たミュージカルの「美女と野獣」を引きずる僕らにとって、ここは完全に物語の中。特にKaoriは壊れてもうてたよ。
 夢の中で過ごす事1時間以上。十分にバカをした僕らは、19:30、やっと「ディズニーストア」を離れる事にしたんやわ。
 僕らが向かった先は、57丁目沿いにあるマクドナルドよ。僕らは、5番街を北へと戻り、57丁目に着いたんよね。すると、昨日から僕が撮り付かれている「怪人」の気配がしたんやわ。
走り去るバスに載った仮面。走って追いかけてもた
 目の前を過ぎていく「怪人」。よく見ると、バスの広告になってたんやわ。思わず追いかけてもたよ。
 恥じる事もなくバスを追いかけ、そして満足をした僕。マクドナルドに着いても満足し続けてたわ。
青い光に包まれた、綺麗な店内を持つマクドナルドよ。ここでKaoriは服にケチャップをつけとったわ。
 20:30過ぎ、約1時間ほどを過ごした「綺麗な」マクドナルドを後にして、僕らは宿へと戻ったよ。到着は21:00やったわ。
 宿に着いた僕らは、今日Kaoriが「ラントフォンテーンシアター」で買った「美女と野獣」グッズの写真を撮ったんよ。
でっかいバスタオル。いいデザインやわぁ。僕も欲しいわぁ。
 この大きいバスタオル(?)、僕も買うかどうかをかなり悩んだ、めちゃ雰囲気のいいタオルなんよね。Kaoriが喜ぶのも良く分かるよ。
 写真を撮り終えた僕らは、今度は荷物の片付けに入ったんよね。明日がとうとうこの東海岸旅行の最終日やから、イヤではあるけど片付けなあかん状態やったんやわ。
荷物の片づけをするKaori。とっくに片付け終わってた僕にせかされながら片付けてたわ。
 あぁ、帰る時が近づいてるんやなぁって思わされたよ。けど、まだ明日に楽しむ事ができる時間があるから、明日の日を十分に楽しむとしような。
 今日も待ちに待ったミュージカルを観る事が出来たし、また本当にいい1日やった!明日も最高の日になりますように!


〜12月9日(最終日 /12日間)〜

 12日間にわたってカナダとアメリカの東海岸を楽しんだこの「東海岸旅行」も、今日がとうとう最終日。思い出せば、色々な事をいっぱいいっぱいにしたもんやわ。けど、まだニューヨークにおるんやし、しばらくはまだ遊べるんやし、目いっぱいの12日目最終日を楽しむとしよう。
 朝5:30、起床。このところの朝の主食としていたサンドウィッチ屋「SUBWAY」は朝早すぎて開いてなく、別のお店にてパンを購入して朝食を済ませたんよね。
 9:00。チェックアウトを済ませたり荷物を預けたりした僕らは、最後のニューヨーク観光へと出発したんよ。うん、楽しむとしような!
 今日の目的地はダウンタウン。まず向かったのは、ニューヨーク到着1日目にも行った「ウォール街」なんよ。
やっぱり人気のない「ニューヨーク証券取引所」。表の柱の電飾、アメリカ国旗になってるの、分かる?
 前回この「ウォール街」に来たはニューヨーク到着1日目の「土曜日」。やから僕は、その人気のなさを「土曜日だからだ」と思いたかったんよね。けど、今日の木曜日にやってきても、やっぱり人気は全くなかったんやわ。自分もデイトレーダーやったわけやし、こんな事はよく分かってるのよ。けど、ちょっとだけ自分の中のウォール街というイメージを、当てはめてみたかったんやわ。あぁ、残念よ。けど、「ニューヨーク証券取引所」の電飾の取り付け工事も完了してたし、その電飾がアメリカ国旗型になってたしで、ニューヨークを目いっぱいに感じる事が出来たから良しとしとくか。
 ちなみに、「NYSE(ニューヨーク証券取引所)」の中へは立ち入り禁止。テロ以降入れなくなってしまってるようなんよね。ホンマ残念よ。
 10:00、ウォール街を後にした僕らは、マンハッタン島の最南端へと足を向けたんよね。そこは、1日目にも行った「バッテリーパーク」のある場所なんやわ。
 「バッテリーパーク」は、「自由の女神」のいる「リバティーアイランド」へのフェリーの発着場のある公園。やから、1日目の土曜日に来た時は、フェリー乗り場までのなが〜い行列ができてたんよ。やから僕らは、1日目に自由の女神を見に行く事はあきらめたんやわ。けど、今日は木曜日。今日は人が少ないに違いないと思ってたけど・・・
今日は並ばな しゃあないわなぁ・・・
 ふ、ふぎゃあ・・行列が今日もあるやん・・・。今日がまだ2日目とかならばまた日をあらためたい所なんやけど、今日は僕らの最終日でもあれば、他の名所はほぼ行き尽くしとるんよね。もうしょうがない、並ぶとするか。
 長い列の最後尾に並んだのが10:00過ぎ。それから待つこと1時間オーバーよ。やっとの事で、フェリー乗り場の目前まできたわ。
 テロ対策の荷物チェックを受け、それからフェリー乗り場を進む僕ら。すると、桟橋直前に大きな部屋があって、そこでフェリーの到着を待つことになったんやわ。そしたら間もなく、すぐ隣りに日本人女性2人が来たんよね。で、話しかけてみたんやわ。
 彼女達は僕と同じ兵庫県出身で、しかも同い年らしい。何かうれしいのは僕だけか?で、今回は、1週間の休みを取って旅行に来たらしいんよね。お2人とも、はじめまして!
 話しをしながらフェリーを待つこと15分。フェリーが到着よ。
フェリーからマンハッタン。海のそばまでビルがいっぱいいっぱいやん。
 フェリーに乗り込んだ後も話し込む僕ら。すると、だんだんとリバティーアイランドが近づいてきたわ。
自由の女神とマンハッタン。あぁニューヨークだねぇ。
 11:15、上陸よ。
我らがおかあちゃんの「自由の女神」。骨太やね。
 「おかぁ〜ちゃ〜ん」。とうとう僕らはここにやってきました。高台に堂々と立っている「自由の女神」がそこにはあったわ。
Kaoriと僕とおかあちゃん。見事な構図に収まったもんよ。おかあちゃんのうしろ姿。髪を結ってたわ。
 時間の余裕がそうたっぷりはなかった僕らは、ぐるっと自由の女神の周りをまわって、それから再びフェリーに乗ったんよ。
かもめさんと自由の女神。この子、何か欲しいらしい。なんか くれぇ〜。
 フェリーでは、いっぱいのカモメ達が僕らを迎えてくれたわ。
もうすぐマンハッタン到着。ちょっと寒くなってきおったわ。再びフェリーよりマンハッタン。やっぱりビルが多い。
 途中、別の島に寄りながらフェリーに乗ること約1時間。13:15に僕らはマンハッタン島へと戻ったんよ。ふぅ、これで僕らの「ニューヨーク観光」は終わりやね。さて、帰路につくとしようか。

 バッテリーパークから地下鉄の駅「Bowling Green」まで歩く間、僕らは通りに数多くあるお土産物屋さんを横目に見ていったよ。
露店。どこにでもあるよね。
 見慣れたこの風景とも、とうとうバイバイやね。けど、また見る日も来るやろうよ。
 13:45、ホテル着。僕らは預けていた荷物を受け取り、そしてそのまま空港へと向かったんよ。
 僕らの向かった空港は「Laguardia Airport(ラガーディア空港)」。ニューヨークにある大きな2つの空港のうちの1つなんよね。通常、国外に飛び立つ時はもう1つの「JFK国際空港」から乗るみたいなんやけど、僕らのフライト予定は、同じ北米でご近所のトロント行きの後、バンクーバーに行くから、ラガーディアから乗るらしいんやわ。どの空港もやけど、マンハッタン島を離れた場所にあって、ちょっと時間が読みにくい。余裕を持って向かうとしよう。
 向かう手段は、地下鉄と路線バス。直行じゃないし、路線バスを使うしで少し不安な部分もあるけど、うん、ちゃんと調べたから大丈夫やで。
 14:15、目的の地下鉄の駅の「Jackson Hts Roosevelt Av」(だったと思う)に到着。それから14:30、路線バスの「Q33」番に乗ったんやわ。
 ちょっと不安に思いつつもバスに乗ること30分、15:00にとうとう「ラガーディア空港」に到着よ。ただ、バスの運転手さんが言うには、この空港は航空会社別に建物が別れていて、しかもそれぞれがえらく遠いらしいんよね。結局バスの運転手さんにしっかりと正しい棟まで連れて行ってもらったわ。余裕の時間がバカ多くはない今、もし運転手さんと話しが出来んかったらと考えると、ホンマに良かったと思わされたよ。
 運転手さんにありがとうを言って、僕らはチェックインカウンターへ。それから帰りのチケットを受け取り、搭乗口近くで待ったんよ。あぁ、とうとうニューヨークを離れるんやね・・。実感してしまったよ。
僕らのWESTJET。行きも帰りもお世話になってるわ。
 待つこと約30分、僕らは帰りの飛行機「WESTJET935便」に乗り込み、そして16:20、ニューヨークから離陸したんよ。ニューヨーク、たくさんの思い出をありがとう!!
 WESTJETの機内での僕らは、乗務員さんの非常に親切な説明と笑顔の対応に触れてニコニコよ。大満足!。そう、接客最悪のニューヨークにおった僕らは、これにえらく飢えとったんよね。それに加えて、いきなり乗務員さんたちがマイクを取ってバースデーソングを歌いだすという陽気ぶり!。今日は乗務員のアレックスさんの誕生日なんやって。うんうん、おめでたいおめでたい。こりゃええわ!
 大満足のWESTJETを乗ること1時間。16:20に僕らはトロントに到着したよ。
 それからは、イミグラントでの「いじり」をくぐり抜け、夕食をとったんやわ。
ミートボールの入ったミートスパ。うまそう・・・
 このパスタ、思ったよりもおいしかったよ。
 トロントを発ったのは20:00。今回もWESTJETやね。すると、たまたまなんやけど、乗務員さんがみんな一緒やったんやわ。今回も流れるバースデーソング。もう一度お祝いしたよ。
僕らの今回の旅行の象徴「野獣のバラ」。ブロードウェイを離れるのが寂しそうやわ。
 トロントから飛行機に揺られること約5時間、西海岸時間の22:00にバンクーバーに到着したんやわ。
バンクーバー到着後の1枚。お疲れ丸出し。
 明らかにお疲れの僕ら。Kaoriよぉ、ホンマにお疲れさん。

 トロント・モントリオール・ケベックシティ・ナイアガラ・そしてニューヨークと、えらく印象の深い街々をまわってきたこの「12日間東海岸旅行」。あまりに多くの思い出と経験ができたから、もう心はいっぱいいっぱいよ。この経験を与えてくれたそれぞれの街と皆みんなに感謝!そしてそして誰よりも、この時間を共有し、いっしょに楽しませてくれたKaoriに感謝!感謝よ!!。いっしょに色々な街に行けて、そして、いっしょに念願のブロードウェイに行けて、ホンマに楽しかったわ!
 この経験を大切にして、これからもがんばって行くとしような。


 2004年12月10日以降は、
 「留学日記 〜第2幕〜 12月分その3」 にて公開。
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2004年
11月28日

12月3日
7ヶ月
 留学日記 〜第2幕〜
  12月分 その1 にて公開。

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What it means: The Colts hurt themselves, and you can't point the finger at quarterback Andrew Luck,cheap nhl jerseys,Cheap Jerseys, either. It。ッs hard to keep drives going when the cheap nfl jerseys receivers aren。ッt catching passes. Receiver Darrius Heyward-Bey got it started when he dropped what should have been a touchdown pass down the right sideline. T.Y. Hilton then dropped a pass. It really became wholesale nfl jerseys contagious after that. Tight end Coby Fleener had two drops,cheap authentic nhl jerseys,, including one that he could have possibly scored on. You know things were going bad when Reggie Wayne,wholesale nfl jerseys,, who caught cheap jerseys his 1,000th pass,http://www.cardinaladjusting.com/blog.html, even dropped a pass that would have given the Colts a first down. That was only the offensive side of the ball. The defense had a difficult time getting Chargers quarterback Philip cheap nfl jerseys china Rivers off the field. The Chargers had the ball for cheap nhl jerseys 38 minutes, 31 seconds and rushed for 147 yards.

Stock watch: The Colts suffered a major blow when linebacker Jerrell Freeman,jerseys cheap,cheap nfl jerseys , the team。ッs leading tackler,Cheap Jerseys,jerseys sale, left the game in the second half with a cheap nfl jerseys concussion. Freeman。ッs absence cheap nhl jerseys was notable because the Chargers wisely picked on Freeman。ッs replacement,cheap jerseys,,cheap nfl jerseys, Mario Harvey,cheap nfl nike jerseys, time and time again. Freeman will have to pass the NFL。ッs concussion protocol test in order to be cheap nfl jerseys on the field against the Denver Broncos this weekend.

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