自作PC道



コンセプト 部品構成 能力テスト トラブル集



コンセプト

 自作でパソコンを組み立てる、この事はつい最近まで安くPCを手に入れるために行われてきたのだが、メーカー製のパソコンがかなり格安で市場に出始めてきたため、オールマイティな自作PCでは逆に多くの費用を必要とするようになってしまった。
 そこで、自作機を作るなら、その『コンセプト』をハッキリさせる必要が出てきた。メール・ネットを主に扱うマシンとするのか、ゲームを快適に行えるマシンとするのか、それとも、多くの費用がかかってもかまわないから不二のマシンとするのか etc・・・。
 そんな中、私は今回の自作機のコンセプトを以下のようなものとした。
  1、Windows NT・Windows2000がストレスなく動作する
  2、CD-Rが使える
  3、各種容量(ディスクサイズ・ケースサイズ・メモリ)が
    最も価格とのバランスが良い大きさ
  4、家庭内LANを構築できる
  5、出来るだけ安価に


 Windows NTについては、どうしてもこのOSを使い慣れていたいという気持ちが強かったため、第1番目のコンセプトとして取り上げた。CD-Rについては、そのメディアの安さ・容量から、便利であると感じたため導入を決めた。家庭内LANに関しては、私の旧PC・妹のPCと複数台のPCが家庭内にあり、かつ、Win98SEのモデム共有機能に期待が出来ると感じたためコンセプトの1つに加えた。出来るだけ安価にしたいというのは、ショッピングの楽しみにしたいからである。
 これらのコンセプトを心に刻み込み、私はパーツショップへと繰り出したのであった。



部品構成

 コンセプトに沿い、かつ、より良い部品を安く集める。この事について思い悩ませてくれ、その末に自分色のPCを組み上げていけるのが、自作PCの最大の利点だと思う。こうして出来上がったPCに対しては、出来のいい点・悪い点、共に愛着が湧いてしまう。→別ページにて紹介
初号機 1999年9月、新規作成。
初号機改 2000年12月、部品改良。
弐号機 2000年12月、新規作成。



能力テスト

完成したら次に気になる事、それはもちろんPCの能力である。
 ●今まで使っていたPCとの差は?
 ●クロックアップの効果は?
 ●電気屋店頭にならぶ同価格のパソコンとの差は?
これらについて調べるため、巷で流行っているベンチマークテストを行った。

初号機
ベンチマーク結果表

 LS150とは私のメインマシンである。メモリを最大48MBまでしか増設できないという非常にきついノートパソコンなのだ。で、そのPCと自作機との比較にはやはり大きな差が出てきた。
 クロックアップ前と後との比較においては、演算・メモリー関連に差が現れた。総合点にも大きな開きがある。やはりクロックアップには大きな魅力があるようだ。
 わずか8000円程度のCPUがここまで頑張ってくれるとは非常にありがたいものなのだが、ちいと高い発熱が気になってしまう。きっちり冷ましたらなヤバイわなぁ。


初号機改弐号機

 想像よりも弐号機の結果が良くない。ちいたぁまともなビデオカードを入れたらなアカンのやろか。でもなぁそう言われても銭がなぁ。妹はゲーマーやから多少のスペックがいるんやけど、まあ、とりあえずは我慢してもらうとしよう。アップしたければ自分ですりゃぁええ。



トラブル集

 自作機を運用していく上で私を楽しませてくれる最大のイベント、それが自作機には付き物の「トラブル」である。新しいイベントが起こるたびに書いていこうと思う。

【 16年4月 】
 留学前の最後の組み立てを行った。数えて17台目。
 今回は下の妹用の新PCを組み上げた。
 思えば、ようけ組み立てたもんやわ。帰国後にはどんな物を作るやろか?


【 16年2月 】
 長い間、このPC道について書き込みをしていなかったので、とりあえず現状報告をしておこうと思う。
 我が家のPCはあれからも増えに増えて、今現在「16台目」に突入した。そのうち、現在使用中のPCの台数は「8台」。多いかもしれない。8台の内訳は以下の通り。
 1、我がメインマシン
 2、24時間起動マシン
 3、モバイルPC(15年11月購入の15台目PC)
 4、下の妹用PC
 5、上の妹用PC
 6、上の妹用サブPC
 7、台所用PC
 8、リビング用PC(16台目PC)
・・・やっぱ多いか?


【 14年7月 】
 片付かない我が家、パソコンだらけ。とうとう8台目が完成してしまった。
 今回のPCは、ペンティアムⅢ800・AX3S-PRO・メモリ128・CDRW32倍。
おまけにプリンタPM-600Cまでついて、費用約4.5万円。安くついた安くついた。
 このPC、いつかは人の手に渡る予定なのだが、一生懸命かき集めた部品で作った為、
えらく愛着が湧いてしまった。しばらくの間、いろいろ触って楽しもう。
 Rastaさん、どうもありがとうございました。


【 13年6月 】
 とうとうDVDドライブを買ってしまった。
 あんまりビデオも見いへんしソフトも買う気がないしで、別に買う必要はなかったんやけど、価格が6999円と安かったし、おまけも付いてきたしで思わず買ってしまった。
 で、見てみたら・・・こりゃいいね。ホンマ綺麗やわ。ちいとレンタル行ってみようかと思ってもた。【 13年6月 】
 とうとうDVDドライブを買ってしまった。
 あんまりビデオも見いへんしソフトも買う気がないしで、別に買う必要はなかったんやけど、価格が6999円と安かったし、おまけも付いてきたしで思わず買ってしまった。
 で、見てみたら・・・こりゃいいね。ホンマ綺麗やわ。ちいとレンタル行ってみようかと思ってもた。


【 13年4月 】
 2月から導入したCATVネットの早さに感動しつつ、常時接続の快適さに感動しつつの日々が続いていたのだが、PC1台をルータとして24時間立ち上げっぱなしにしているのは、電気代からみて、もったいないと感じ始めた。で、いろいろとコストについて考えた結果、我が社がちょうど新製品として投入したルータを導入してみる事となった。
 発注より待つこと2週間、やっと届いた商品をつないでみたのだが・・・これがうまくいかん。順を追ってやってるんやけどなぁ。なんで?
 SEの機能の「インターネット接続の共有」を使っていた為だろうか、それともプロバイダーの設定の問題であろうか、外部にアクセスをしているのにネットに繋がらない。久々の買い物やったのにどうしようかなぁ。


【 13年2月 】
 我が妹のPCが追加となり、とうとう我が家のPCは増えに増えて全5台となった。こうなってくると、最も問題になるのはインターネット接続になるわけで。
 これまでは、各機が個別にアナログ回線を通じて繋いでいたわけやけど、これがもったいないのは明白。で、ネット接続の共有を行う事にした。
 アナログでの共有・ISDNでの共有・CATVでの共有など、迷いに迷ったんやけど、今回はCATVを使って行った。
 5台のPCのうち、1台はスペックが低いため、これにLANボードを2枚挿してルータ化。そこからWinSEの機能でネットの共有を行った。
 後、あぁ快適。こりゃええわ。


【 12年12月 】
 我が妹が大学に合格したという事で、パソコンが新たに必要になった。そこで思いついたのが、ここ1年で集めた部品を使って新たな機体を作り上げる事。まぁついでに自分の機体のバージョンアップも図ったろかと思うてね。
 で、僕の仕事の得意先に色々と助けてもらいつつ新たに作ってみた。我が妹も女の子やという事で、何よりもケースの外観には気を使ったつもりよ。
 初号機を小変更初号機改
 妹用新たな機体弐号機


【 11年8月 】
 部品を組み合わせてPCらしい見かけになったまでは良かったのだが、OSのインストール段階になってハードディスクがフォーマットできない事が判明した。BIOS段階では認識しているのになぜ?
 問題点はUltraDMA66対応のドライブであったのに、CD-ROMドライブとHDDとをプライマリのIDEスロットに両方とも繋いでいた事にあった様だ。これはウェスタンデジタルのドライブでなかったら起こらなかったらしい。
 結局、UltraDMA66コントローラを購入してCD-ROMドライブと別々に接続する事で問題は解決した。今度はIBMのドライブを買う様にしよう。


【 11年8月 】
 WindowsNTのインストールも終わり、起動も確認して、さてこれから拡張ボードを付けていこうと作業を始めたら、LANボードを装着した時点でイベントビューアに赤マークがやたら出てくる様になってしまった。
 イベントビューア等から察するに、どうもドライバに問題があるらしい。説明書通りにインストールしたのに何故?
 問題はLANボードの説明書にあった。NT用のドライバはFDのサブディレクトリ上にあるのに、説明書上ではルートディレクトリにあると書かれていたのだ。FDの中身を開いてみたら「\NT\」があったため、その中のドライバを試しにインストールしてみたところうまくいったので解決させる事ができた。


【 11年8月 】
 運用を始めてしばらくたった頃、BIOS上にあるハードウェアモニタを覗いてみたところ、CPUの温度が70℃近くに達している事に気が付いた。コリャえらいこっちゃ。
 で、ファンの回転数を上げるために電源ユニットから直接出ている電源をファンとつないでみた。しかし数℃しか変わらなかった。
 これではまだマズイ!ため、グリスの塗り直しを行ってみた。そしたらこれがやたらきいた。CPU温度は10℃近くも下がり、60℃を下回る水準にまで落す事に成功した。
 問題点は、グリスの塗り方が薄すぎた事にあったようだ。組み立てる際に参考にした本には「グリスは薄ければ薄いほど良い」と書かれていたため、それを真に受けて極薄塗りをしてしまっていた。別にその指摘が間違っているわけではないのだが、薄過ぎるよりかは塗り過ぎの方がまだましであると書き足しておいて欲しかった。
 後日、温度対策の重要性が身にしみたため、ケース背面の自然排気仕様も強制排気仕様に変更した。


【 11年9月 】
 運用中、突然画面がフリーズしてしまった。何故だ何故だと問題個所の洗い出しを行っていたのだが、特に問題が見付からない。ただ、ビデオカードだけがやたら発熱していた。フリーズの理由は良く分からないのだが、ひとまずビデオカードの発熱を抑えなければと作業を開始した。
 まずしてみたのが、ビデオカードのヒートシンクにファンを取り付けてみる事。両面テープで付けてみたのだが、これが全くうまくいかない。熱で剥がれてしまうのだ。ならば拡張スロットに大型のファンを付けて強制排気をしようと考え、ファンを買ってきたのだが、厚すぎて隙間に収まりきらなかった。
 未解決のこの問題、どうしたら良いものか。


【11年10月18日】
 このところ、あまり自作PCを使わない。問題である。
 なぜ使わないのか、それは、モデムが付いておらず、かつOSがNTだからである。モデムがなければメールも出来ないし、インターネットに接続することも出来ない。ということは毎日立ち上げる必要がないということである。また、OSがNTであるということは、使えないソフトもかなりあるということである。
 モデムは、組み立て当時にメール・ネットは旧マシンで行うと決めていたため付けなかった。OSについては自分のこだわりから導入した。どうやら初期のこの決まり事に亀裂が入ってきたようだ。
 そろそろモデムの付け時なのだろう。


【11年10月30日】
 やっとモデムをつけた。しかしうまく繋がらない。
 回線の質が悪いとNTに言われながらもしつこく使おうとしているためか、アカウントの認証段階で無理やり回線を切られてしまうのである。私の98では同じ回線でもうまくいってるのに・・・。フェライトコアのつけ方が悪いのだろうか、それともネットワークの設定が悪いのだろうか?。
 それに加え、旧愛機98にインストールしたWindows98SEの機能を使って自作機を通してネットに繋げようとしたのだが、それもまたうまくいかない。両方にSEをインストールしなければならないのか?
 当分闘いの日々が続きそうだ。


2月14日 トラブル集更新
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2004/04/15